top of page
コラム


座りすぎは“静かに進むリスク”
「座りすぎは第二の喫煙」と言われているのをご存知でしょうか。電子カルテや記録業務、カンファレンスなど、気づけば長時間座り続けている場面は多いものです。しかし、この“座りっぱなし”は見過ごせない健康リスクをはらんでいます。長時間座ることで血流は低下し、筋肉の活動量も大きく減少します。その結果、代謝が落ち、血糖や脂質に悪影響を及ぼすだけでなく、下肢の血流停滞による血栓リスクの上昇にもつながります。さらに、1日8時間以上の座位は死亡リスクや心血管疾患との関連があることが大規模研究で示されており、「座りすぎは第二の喫煙」と表現されるようになりました。また姿勢の崩れは首や腰への負担を増やし、肩こりや頭痛など慢性的な不調の原因にもなります。忙しい現場でも、30分〜1時間ごとに立ち上がる、少し歩く、軽くストレッチを行うだけでも身体への負担は大きく変わります。患者さんの健康を支える私たち自身が、まず健康でいるために、“座りすぎない習慣”を今日から始めてみませんか。
3 日前


「WEB(瘤内FD)」って何がうれしいの?—看護師さん向け超整理
近年、動脈瘤治療の新たな選択肢として注目されているWEB(瘤内FD)。「名前は聞くけれど、何がそんなに良いの?」と感じている看護師さんも多いのではないでしょうか。WEBは瘤の“中”に留置する瘤内治療デバイスで、母血管に金属が接しない構造が特徴です。そのため抗血小板薬が原則不要、もしくは最小限で済むケースが多く、出血リスクの高い高齢患者にとって大きなメリットがあります。また、適応が合えば手技時間が短く、全身負担の軽減にもつながります。さらにSAH急性期でも使用可能な点は、治療選択の幅を広げる重要なポイント。デバイスを理解することは、観察力と説明力を高め、チーム医療の質を底上げします。
3月5日


地中海食が脳卒中を予防!?
「食事を変えるだけで、脳卒中リスクが42%下がる」——そんな方法があるとしたら、あなたは信じますか?
脳卒中は、発症すると約7割の方に何らかの後遺症が残るとされ、患者さん本人だけでなく家族の人生にも大きな影響を及ぼします。だからこそ、治療以上に「予防」が重要です。近年、その有効性が科学的に示された食事法が「地中海食」です。
2023年改訂の脳卒中治療ガイドラインでは、地中海食が予防に有効であると明記されました。その根拠となったのが、New England Journal of Medicineに掲載された大規模研究です。2型糖尿病患者8,052人を対象に調査した結果、地中海食を実践した群では、通常食群と比べ、脳卒中リスクが42%、心血管イベントが38%も低下しました。
食事を少し工夫するだけで、これほど大きな予防効果が得られる——これは医療者にとって非常に大きな意味を持ちます。本コラムでは、地中海食の具体的なポイントと、看護師・コメディカルが臨床現場でどのように患者指導へ活かせるかを、わかりやすく解説します。
2月27日
bottom of page